2017年12月18日月曜日

細川編集長が紡ぐ
 
「たまゆら」コラム
 
・さて、今から何を書こうかと
考えながら、ひとまずパソコンの
前に座って、キーボードをたたき
はじめてみた。これで 4行が書けた。
時間は、 17時32分。
 
目の前にあるのは 2冊の小冊子。
週末に名古屋駅に足を運んで
あるお店の前を通りかかったとき
この小冊子が置いてあった。
「ご自由にお取りください」
とも書いていないが
この数十冊ひら積みされた
小冊子はもっていっても良いと
いうことをぼくは知っていた。
 
「土屋鞄製造所」である。
 
シーズンごとに新しい小冊子が
店頭に並ぶ。
もちろん新作商品などを紹介
するための冊子だが
ぼくにとっては装丁のお手本で
あり、言葉の宝庫なのである。
とにかくセンスがいい。
捨てれない。
取っておきたくなる。
部屋にあるだけで格好がいい。
字体、紙の質感、メッセージ、
写真と言葉のバランス。
悔しい、憎い。と思わず
手に力が入る。
 
思い出した。
 
土屋鞄製造所。
ブルックリンブラザーズ。
この 2つから時より出される
小冊子が好きで
いつかきぼう新聞でも
作ってみたいと思ったこと。
だが、今年もできなかった。
でも、それでいい。
きっと、ほどよいタイミングが
くると信じているから。
 
実は目の前にある
2冊の小冊子はまだ
めくっていないのだ。
めくっていないのに
まんぞくしている自分がいる。
不思議だ。
知ってしまうのが
もったいない感覚なのだ。
 
今、少しだけ
パラパラとめくってみた。
 
今年も、余白がおおかった。
 
少ない言葉に
イラストと写真。
ひとがたくさん載っている。
ことばやイラスト、写真が
ちょこっとだけ、
動き出しそうなぐらい
余白をたっぷり使っている。
 
ぼくはこの小冊子のとりこに
なっている。
 
この小冊子が大好きなだけで
自分の息子のランドセルは
土屋鞄を買ってあげたんだ。
 
 
何も書くことがないって
思ってたのは・・・・
時計の針は、 17時37分。
 
たった 5分。
されど 5分。
 
 
 
今日も「たまゆら」コラムに来てくれて
ありがとうございます。
 
日々浮かんでは消えるもの。
でもその中でずっと残るもの。
そんな心の中に存在する
ゆらめく言葉を毎日綴ります。
出会ってくれてありがとう。
 
 
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